タオへの道

真に幸せに生きるとは何かを探求する、幸せ道。

米2升を食べた男

最近仲良しの大工さんがいます。
 
御年75歳の親方さんです。
 
今日は、その親方さんのお父さんの話をシェアしたいと思います。
 
 
親方さんのお父さんも、大工さんでした。
かなり凄腕の、村では名人と呼ばれていたそうです。
 
親方さんのお家は、大工の他に、
農業もやっていました。
 
大工なのに、農業も?
奥様が農業していたの?
と思われたかもしれませんが・・ 
 
いえ、農業をしていたのは、奥様ではなく。
 
親方のお父さん。
 
お父さんが大工と農業、両方をやっていたんです。
 
 
働き者だなあ、大工仕事が休みの日に
農業をやってたんだ!
 
というわけではありません。
 
大工仕事の後に、
農業もやっていたんです。
 
どういうことかと言いますと、
日没までは大工仕事、
日が落ちたあと、
夜に農作業。
 
 
「月明かりの下で、親父の稲刈りを手伝ってたよ」
と親方さん。
 

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時代は明治、
まだ田畑の周りに外灯なんてなく、
 
月明かりだけを頼りに、
親方さんとお父さんは、稲刈りをしていたんです。
 
 
昼間は大工、夜は農業って・・
すごい、驚異の体力・・
 
なんでそんなに元気なの?
そのエネルギー源は何だったのかと聞くと、
 
「うーん、
 親父は毎日、米を2升、一人で食べてたな」
 
お米2升!
 
一升瓶2本分のお米を、
毎日一人で食べていたって、すごいです。
 
 
さぞかし、肉も魚も
たくさん食べていたのかと思いきや。
 
肉は食べず、
魚も月に数回。
 
自分の畑で獲れた野菜を少しおかずに、
メインディッシュは、
たっぷり2升の炊きたてご飯。
 

 

大工兼農家、

驚異の体力をもつ明治男性の、
エネルギーの源は、
 
お米、だったんです。
 
 
お米パワー、すげえ〜〜〜!!と改めて思いました。
 

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 令和の時代は、原点回帰の時代、
と言われています。
 
 
原点、ということで
最近少し古典を読み始めたのですが、
 
日本書紀にも古事記にも、
お米は、神様の世界の食べ物として
描かれています。
 
 
時代は代わり、
西洋化が進んだ今でも、
 
わたしたちは、
お米を、ほぼ毎日食べています。
 
あまりにも当たり前の日常すぎて、
実はとても大事なことを
わたしたちは見過ごしているのかもしれません。
 
 
日本人の原点、お米。
 
 
その1粒1粒に、
どれだけ莫大なエネルギーがこめられているか、
思いを馳せてみるのもいいかもしれません。
 
 
今日は、
お米に感謝して、
 
そのエネルギーを感じながら、
食べてみようと思います。
 
お米のエネルギーを意識して取り入れることで
昼間は大工、夜は月明かりの下で農業、みたいな、
 
常識を打ち破る働き方が、できるようになるかも?
 
 
そこまでいかないにしても、
きっと明日の元気度合いは、違ってくる!と思います。
 
 
ぜひお米1粒1粒にこめられた、
太陽の光のエネルギーを味わってみてくださいね。
 
 
それでは今日はこの辺で。
 
最後までお読みいただき、ありがとうございました。